新年度であります。


皆がクソ忙しく動き回る新年度。
モグラ君は結局、宙ぶらりんのまま、辞めることもなく、かと言って出勤することもなく、その穴を他の人たちでカバーしていく形となった。
まぁ、年度末の転勤の忙しい時期だったので、退職のためのあれこれを行うことを幹部が避けたのだろう。
汚いなと思う。
最後まで見届けろや、と思う。
本人曰く、辞める決意は固いらしい。
でも、その辞める決意を、親に言えていないらしく、親に伝えるがための猶予期間が今取られている。
親にすぐに言えない決意を、はたして固い決意と言えるのか。
甚だ疑問ではあるが。
「思ったことを行動化することができない」という彼の特徴が、ここにも如実に表れているなぁと思う。


嫌な幹部が異動しても、その分嫌な幹部が来るものだ。
人のサイクルとはそういうものだ。
今回来た幹部も一人めんどくさそうなのがいた。
思ったことをそのまま言っちゃうタイプの奴である。
幹部が入れ替わって、多少昇進試験へのモチベーションも下がりつつあった。
でも、結局嫌な奴は回り回って必ずやって来るものなんだと実感した。
そして、今のままでは、その下で働くのは変わらない。
ほんならやっぱり昇進試験を受けるしかないのだなと思う。

インフルエンザになった。
1年半ぐらい前にもインフルエンザになった。
こんな短いスパンでインフルエンザになるのは初めてである。
前回は妻にうつしてしまったので、今回は絶対に妻にうつさないという目標がある。
寝室は別にして、基本的に私は部屋から出ない。
家にいる間も常時双方マスク着用。
ほぼ会話はない。
インフルエンザになっただけで仮面夫婦のようになってしまった。


インフルエンザはつらい。
何がつらいって、寝ていても起きていても、外が明るくても暗くても、体が痛いのだ。
高熱はまだ我慢しよう、つらいけど。
でも、何したって体が痛いのはマジで勘弁。
全方位から攻撃を受けているかの如し。
針の中で暮らしているかの如し。
しかもB型インフルエンザのため、下痢のおまけ付き。
糞、流れ出ること滝の如し。


病院で診断を受け、病休扱いになったが、休みになったところで、上記のような有様。
休まるわけなし。
鼻も詰まって呼吸できるわけなし。
何とか気を紛らわそうとしたが、スマホを見てても、横になっていても、何をしてもつらい。
インフルエンザ患者が異常行動をしてしまう気持ちが分かる。
唯一、少し効果があったのは、可愛い動物の動画を見ることだ。
それはなんか、良かった気がする。
主に猫が良かった気がする。
猫。

モグラ君が仕事を辞めることになった。


当直の交代のとき、何かを言いたそうにして、俺の視界内をウロウロしていたが、「明日は送別会もあるんだし、早く寝なよ」と促した。
しばらくして、机の上にメモが置いてあることに気づいた。
内容は俺に対する書き置きであった。


今月の頭から思っていたが、自分はこの仕事に向いていないので、仕事を辞めようと思うこと。


仕事が嫌で、自殺をしようと思い、足を離せば終わるところまでいったが、自分の父を自殺で亡くしており、残される家族の辛さを知っているため、寸前で実行できなかったこと。


仕事のミスは仕事で返そうと思って頑張っていたが、ミスばかりが重なり、加えて他の先輩から疑心暗鬼になるようなことを言われ、他の職員をまともに見ることができず、体にまで異常をきたしていること。


心と体が限界であり、ボロボロに壊れてしまう前に仕事を辞めたいこと。

そんなことがA4用紙3枚に渡って書かれていた。


どんな気持ちで、このメモを残したのか。
それを考えると、泣きそうな気持ちになった。
そして、そこまで自分を頼りにしてくれていたのに、彼が限界になるまで、適切な形で手を差し伸べて来れなかったことを後悔した。


正直、彼はこの仕事には向いていなかったと思う。
それを直接、彼に言ったこともあった。
でも、そういう人の頑張り方、仕事のやり方も確実に存在すると教えてきた。
彼は、一見何も考えていないように見えたし、上司や職員から指導や注意を受けても、何も気にしていないように見えた。
そんな彼でも、もしかすると一生懸命考えて、悩んでいたのかもしれない。
その吐露の仕方が分からなかっただけなのかもしれない。
たくさんの「たられば」が頭をかすめた。
でも、もう全ては遅いことだ。


翌日、彼から直接話を聞き、このことは個人で抱えられるレベルではないので、上司に伝えること、彼が担当していた送別会の幹事は私と別の後輩が代行すること、心療内科に今日中に行くことを伝えた。
彼はしばらく休むことになった。
ただ、辞職の決意は揺るがないことは確認できた。


説明のできない、自分も含めた彼以外の周囲の事象に対する憤りが、胸の下の方にこびり付いている。

後輩のモグラがまた仕事でやらかした。
結構、ヤバイ系のやらかし。
俺が上司だったら管轄から出禁にするレベルの。
そして、そのレベルのやらかしを、一度ならず、定期的に起こすのがモグラ・クオリティ。
今までずっと庇ってた同僚もキレていた。
俺はとうの昔に諦めていたが、これでその同僚もさすがに諦めるだろう。
どんなに人が目をかけてやっても、育たない奴は一定数いる。
それが学べただけでも、同僚にとっては良かったのではないだろうか。
正直、個人的にはもうずっとモグラを無視していたいが、ペアだからそういう訳にもいかない。
どうしたもんかなぁ。

非番。
職場の若者たち(まぁ、私もだが)とバーミヤンで昼飯を食べた。
イマイチ盛り上がらず。
よく喋る同僚が当直で不在だったことが主な理由だと思われる。
最近は大概集まりがあるとモグラ君(山椒魚にもちょっと似ている)へのダメ出し大会になってしまう。
一辺倒でつまらん。
個人的にはもう可哀想だし、モグラは呼ばなくていいのではないかと思うのだが、それはそれでハブいているような感じにもなる。
難しい関係性だ。


後輩が友人の墓参りのため、食事後、北関東へ車で行くという話を聞いた。
友人の墓参りに一人で行くなんて、なんだかドラマチックな香りを感じた。
暇だし、面白そうだから着いていこうかと思った。
一応妻に尋ねてみようと思い、一旦帰宅してから伺いを立てると「常識がないことをするな」との注意が入った。
確かに。
納得した私は翻意して、後輩に謝罪し、やめることにしたのだった。

本年入ってから、なるべく毎日ブログを書くという目標を立ててやってきたが、早くも少し苦痛になってきた。
自分の将来については、なんとなく底が見えてきたし、劇的に何か生活が変わることや、文章能力が伸びることはないだろう。
では何故ブログを書き続けているのかと考えると、結局、意味が見出せなくなる。
仕事柄書けないようなことも多いし、日記的な機能すら果たせていない。
じゃあ、本当、何のために書くのか。
意味が見出せない。
でも、意味なんて元からないのかもしれない。